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マーケットレポート

ブラジル大統領が停職も、過度の期待には注意が必要

◆テメル副大統領が大統領の職務を代行

 5月12日、ブラジル上院でルセフ大統領に対する弾劾法廷の設置が採決され、上院議員81人のうち55人が賛成し、可決されました。これに伴い、ルセフ大統領は最大180日間の停職となり、その間の職務はテメル副大統領が代行します。今後は上院に設置される弾劾法廷で裁判が開始され、現時点では大統領弾劾に必要な3分の2(54人)以上の議員が賛成していることから、年後半に大統領が弾劾される可能性が高いと思われます。

 

ブラジル

 

 

 

◆市場は弾劾手続きの進展を好感も、過度の期待の高まりには注意が必要

 弾劾が可決された場合には大統領代行のテメル氏が大統領に昇格しますが、ルセフ政権が達成できなかった財政再建や経済構造の改革が進展する可能性があるため、市場では弾劾手続きの進展を好意的に捉える向きが多くみられます。こうした期待から、ブラジルレアルは上昇基調を辿っており、株式市場においても海外投資家の資金が流入し、ボベスパ指数は年初来で22.8%上昇しています。
 弾劾は政治情勢好転のきっかけになりうるものの、過度の期待の高まりには注意が必要と考えられます。テメル氏が正式に大統領に就任した場合、次期政権は少数与党政権または広範な連立政権となる可能性が高いとみられます。このような政治情勢において、国民の痛みを伴う増税や社会保障の削減などに関して議会で幅広い合意が得られるかは不透明であり、弾劾の成立によってブラジルの経済・財政の構造改革が進展するとは必ずしもいえません。そのため、市場の期待や政治情勢に左右され、ブラジルレアルは当面値動きの荒い展開が見込まれます。 

 

 

 

    

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