ホーム > 市場情報を調べる > マーケットレポート > マーケットレポート詳細

マーケットレポート

メキシコ中銀は通貨安を受け政策金利を引き上げ

◆予想よりも大幅に政策金利を引き上げ

 メキシコ中央銀行(以下、メキシコ中銀)は6月30日に定例会合を開催し、政策金利である翌日物貸出金利を3.75%から4.25%に引き上げました。事前のエコノミスト予想(ブルームバーグ調べ)では0.25%の利上げを行うとの見方が多かったため、予想よりも大幅な利上げとなりました。

 

 

◆今後もメキシコペソは神経質な相場展開に

 年初からの金融市場の混乱に伴って、メキシコペソに対するリスク投資におけるリスクとは「将来の収益の不確実性」を指す。回避的な売りが強まったため、メキシコ中銀は2月中旬に臨時会合で利上げを実施し為替介入手法を変更しました。その後、ペソに対する売りが収束したことに加え、原油価格の上昇などもあり、ペソは堅調に推移しました。しかし、5月以降、通貨先物市場で投機筋の動きを示す非商業ポジションはペソの売り越し基調が続いたほか、英国の国民投票の結果を受けてリスク投資におけるリスクとは「将来の収益の不確実性」を指す。回避の動きが強まったことなどから、6月24日には一時1米ドル=19.5ペソ台まで下落するなど、足もとペソは軟調な推移となっています。また、メキシコ中銀は従来から通貨安が物価に与える影響を警戒しており、今回の利上げは足もとの通貨安への対応とともに将来の物価上昇の抑制を狙ったものといえます。
 今後のペソの動向を巡っては、米国大統領選挙の行方に注意が必要と考えられます。従来メキシコは米国と経済・金融・ヒトの面で結びつきが強く、メキシコの輸出に占める米国向けの割合は80%程度であるほか、在米メキシコ人によるメキシコへの送金は経常赤字国であるメキシコの対外収支を支えています。しかし、米国の大統領選挙においてトランプ氏はNAFTA(北米自由貿易協定)の再交渉を行うことやメキシコ国境に壁を建設することなどを主張しており、トランプ氏が勝利した場合にはメキシコ経済や通貨に対し少なくとも短期的な下押し圧力になると考えられます。世界経済の先行き不透明感もあり、今後もペソ相場は神経質な展開が想定されます。

 

政策金利の推移 

 

上記グラフは過去の実績を示したものであり、将来の経済、市況、その他の投資環境にかかる動向などを示唆あるいは保証するものではありません。

 

    

「投資信託へのご投資に際しての留意事項」はこちらをご覧ください。

当ページは新光投信が作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類あるいは販売用資料のいずれでもありません。当ページは証券投資の参考となる情報の提供を目的とし、投資の勧誘を目的としたものではありません。当ページは信頼できると考えられるデータなどに基づき作成していますが、その内容の正確性・完全性を保証するものではありません。当ページは事前の通知なしに内容を変更することがあります。特定ファンドの購入のお申し込みの際は、販売会社から投資信託説明書(交付目論見書)および契約締結前交付書面など(目論見書補完書面を含む)をあらかじめお受け取りのうえ、詳細をよくお読みいただき、投資に関する最終決定は、ご自身の判断でなさるようお願いします。

 

ページトップへ

PAGETOP